中古物件

マンションのリフォームの相談があったので、お話を伺いに先方にお邪魔。まずは実物を確認しなければ始まらないので、不動産屋さんの担当の方に設計図を用意してもらう段取りをし、後日、物件を確認するようにします。はたしてどのような建物なのか。しっかり見なければ・・・・。

中古のマンションや一戸建てを購入するのは、一種の賭けかも知れない。実際、建物の完成してゆく様をつぶさに見ている者としては、一度完成した建物は、見るだけで正確な価値の判断をすることは難しいことが良く判ります。見えないところに実に重要な事柄が隠されていて、それを正確に判断するためには、それなりの時間と人手と出費が必要になるものなのです。

 それでも、専門の者がしっかりと見るだけで判ってくることも、また実に大きいものがある事も確かです。中古の住宅の購入に際して、友人から相談を受けた事が何度かありましたが、そのうちでも、「事前に相談してくれて、本当に良かった。」と思うことがありました。

その友人に案内された家は、多少古びていましたが、一見小奇麗と言えるほど。でも、私だったら「絶対に」住まない家でした。不動産巡りに疲れた彼には酷だったのですが、理由を事細かに述べた上、「止めた方が良い。」と伝えたのです。結果、彼の一家は、また別の家に住むことになったのですが、より良い方向へ変わったと、今でも確信しています。

いずれにせよ、中古物件に情報が不足していることは、間違いの無い事実でしょう。先に述べた調査にしても、買うかどうか検討するために、そんな出費が出来る人は、ほとんど居ないのが現実です。やはり売主にある程度(その程度の具合が難しいかな?)の情報の提示を義務付けるよう、法律を整備するべきでしょうね・・・・。

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