お祭り

近所の神社で、お祭りの囃子が一日中鳴っているので、近道からちょっと観に行ってきました。

どうも生演奏のように聞こえたので、脇のほうから境内に入ってゆくと、舞台劇が演じられていてびっくり!セリフの全く無い、「身振り手振りの演者」と「音楽の演奏者」だけなので、「能」や「狂言」ともちがうもの。舞台脇にある暖簾から、「里神楽」だということがわかりました。

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台詞も無いのですが、大振りのふるまいや、ちょっとしたしぐさで登場人物の感情が伝わってきます。ついつい見入ってしまい、最後まで奥さんと一緒に噛り付いていました。話のおおまかな筋だけでもわかっていればもっと面白いんだろうな。と思い、ちょっと悔しい気がしましたが、それでも十分に楽しい。

「神楽」なんて名前は知っていましたが、生で見るのは初めてで少し興奮気味。古来から受け継がれてきたの文化の香りを、少しぐらいは受け取れた気がします。

脇の近道から神社に入ったので、帰りはちゃんと参道から帰ろうと、露天の並びを通ってゆきます。

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「お面」や少し古びた「玩具」などが並び、けっこう賑わっています。焼きそば買った方が良かったかな。ちょっと後悔。最近は「金魚すくい」じゃないんですね。

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正面の参道脇には立派な「神輿」 や「獅子」が並べられています。大正時代に「神輿」を前に、氏子の方々がずらっと並んだ写真が飾られていたりして、これもまた歴史を感じます。

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都心のど真ん中なのですが、やはりそこは江戸のころからの賑わいが続いてきた町。さすがに侮れません。普段はひっそりとしていると言っても良いくらいの場なのですが、身近にこんな祝祭空間が出現することに、驚きと喜びを感じた日でした。

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