意識調査

よく見ているブログに紹介されていた、電通から公表されている「意識調査」を読んでみて、特に「分散化に対する動き」と「社会との係りの意識の変化」のイメージが強く残りました。それは時間・空間などなど多岐に渡るものだったり、個人対他者だけではない重層的な人間関係への意識だったりするものなのでしょうけれども。

住宅の世界では「51c型」という有名な型番がありまして、所謂、nLDKと呼ばれる概念の元祖とされている公営住宅の間取りの基本形なのですが、あまりに一般的なので、ほとんどの人にとって、そこに「51c型」から連なる枠があるのだという事すら意識しない囲いになっていたりする訳です。もっとも一番それに縛られているのはメジャーな住宅供給側かもしれません。

調査の分析を読み進めていると、変化以前の一端をそのnLDKが体現している様に感じてしまったものですから・・・。急に変化するものでも無いとは思うのですが、この枠が徐々に外れてゆく状況が一般的になってゆくのだろうかと、少しの変化への期待を持ちながらいろいろと考えさせられました。
もっとも、地方によって感じ方も異なるでしょうし、そうそう人間は変わるものでも無いかも知れませんしね。でも一過性のものとは思いたく無いところです。

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