建設中の「D邸」で定例の打合せ。
現場の方は、屋根スラブを支持していたサポートも外れて、断熱のウレタンがすっかり覆っている状態。せっかくのコンクリートの力強さが消えてしまうのがちょっと惜しい気もします。
でも、以前の住宅で、初老のクライアントの方が、「これはこれで、色も触った感じも柔らかくて、いいもんだなぁ。と、あたしゃ思ってね。」なんて江戸弁で仰ってらしたのを思い出し、あぁ、そういう見方もあるのかと思ったことがありました。
いずれ壁の裏側に隠れてしまう、建物の断熱を担う、縁の下の力持ちです。