一年検査

「H邸」が竣工より一年。施工会社の「ガイア」さんと一年検査に伺いました。近くを移動中の時には、ちょくちょく前の道路から不具合が無いか見ていたりとかはしていたのですが、実際伺ったのは半年ぶりです。

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全体の検査を行ったのですが、幸い問題となる箇所はほとんど無く、一安心。一年を通しての住まい心地などを、お茶をご馳走になりながらお聞きします。

一年経って、部屋の端々に落ち着いた住まい方をされているご様子が伺えます。

夏の暑さはどうでしたか?と伺うと、ほとんど冷房は入れなかったご様子。なんといっても通風が良く、9月初旬でも開け放しでは寒く感じることもあったそうです。断熱は一般的な内断熱工法で行っていますが、冬も含めて、快適に過ごされているとのことでした。

4階の食堂に、ちょっと変形した造りつけのテーブルがあるのですが、そちらが使い易く、これは良かったとのこと。ちょっと嬉しくなりました。

建物・家具(造り付)は人の動きというものを限定させます。それが理に叶っていなければ、ただの邪魔にしかなりません。家具など造り付けにせず、後で購入して設置をすれば融通が効くのですから、それはそれでいいのですが、難しい場合(狭い・変形など)も多々あります。はたしてどこまでを予め造ってしまうのか。今回、お勧めした事が間違っていなかったことを直接伺えて、嬉しくなってしまったのです。

こちらの4階は、じつに眺めが良く、新宿の高層ビル群が、和室の窓から、リビングから、広く眺められるところが、実にすばらしい。ロケーションを考えて窓の位置なども設定したのですが、考え通りにいって、なかなか満足な結果になったと思っています。

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